UEDA Dental Clinic

 うえだ歯科クリニック

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歯のお手入れについて



 じぶんの歯は一生の宝。
 こどもの歯(乳歯)は、生え変わることがあるとはいえ、おとなの歯(永久歯)に生え変わる上でひじょうに重要な役割を果たしています。
 また、おとなの歯(永久歯)は、生え変わることがないので、なんらかの形で失われたら、元に戻ることはありません。

 したがって、私たちは歯は一生かけて歯を大切に守りとおしてあげる必要があるのです。
 「21世紀は予防の時代」だといわれております。歯や歯ぐきで悪いところがあれば早めに治してもらうのはいうまでもございませんが、その前にじぶんの歯がむし歯や歯周病にかからないようにすること、あるいは進行を食い止めること、がたいせつです。

なぜ歯みがきをするのか?


 文明社会にて生活を営んでいる私たちにとって、大昔に生活していた人類と決定的に異なるのは、食生活だといわれております。とくに、文化が発達している社会では洋の東西を問わず、食品加工が充実しており、お年寄りでも食べやすいものが普及してきております。

 ところが、それが歯にとって決していいことではありません。加工食品の多くはお口の中で咀嚼により簡単に噛み砕かれ、食塊(しょくかい)となるのですが、食品にやわらかさがあるので、いざ食塊になると粘りが出てくるのです。そのため、口の中でいたるところに食塊の残りが食渣(しょくさ:食物残渣(しょくもつざんさの略称)として溜まり、それが歯垢の原因となるのです。

 お口の中で食塊が完全に流れきればいいのですが、じっさいは食塊がお口のいたるところでたまるもの。そのために口の中、とくに歯と歯のあいだや、歯と歯ぐきの境目などに生じた歯垢を人工的に除去する操作が必要になってくるのです。それが「歯みがき」というものです。文明社会で生きる者の宿命であるといってもよいでしょう。


歯みがきのタイミングについて

 歯みがきでは「タイミング」がたいせつです。
 歯垢が増える可能性が高いのは、食後と就寝時です。
 したがって、この増える可能性が高い時間帯の前に歯みがきをしておくことが賢明だろうと考えられます。
 とくに、就寝時はいつしか口の中の細菌が増殖しやすいものです。食事もとってないのになぜ、と思われるかもしれませんが、意外にも増えているのです。

 みなさまには、食後もできるだけ早くブラッシングをしていただきたいのですが、それ以上に就寝前のブラッシングを念入りに行っていただきたい、と考えております。実際に、当院を受診されるみなさまへのブラッシング指導では、必ず就寝前のブラッシングについてお話をさせていただいております。

 私が説明するときには、みなさまには一日に○○回磨いてください、とはいいません。そのかわり、
「必ず、寝る前に時間をかけてみがいてください」とお伝えしております。たとえ、寝ぼけていても、深酒して千鳥足で帰ってきたとしても、ぜったい忘れないでいただきたい(!?)ものです。

     
歯をみがいて、いきいき健康!



歯みがきの仕方について

 これまでに多くの歯科医師により、実に多くの歯みがきの仕方が開発されてきました。われわれ歯科医師も免許を取得する前の学生時代から、いろんな方法を聞かされてきて、「こんなの全部覚えなきゃいかんのか」という思いを抱いたものです。
 というより、実際のところわれわれ歯科医師も、すべてのブラッシング方法を熟知しているわけではありません。しかし、ブラッシングでたいせつなポイント、いわゆる「かんどころ」については伝授できるのです。

 みなさまには、世の中に出回っているすべてのブラッシング方法を知識としてしっておく必要はございません。ただ、ブラッシングでなにが大切なのか、を理解していただきたいだけなのです。
 スクラビング法、バス法、フォーンズ法、さまざまな方法が出てきますが、たいせつなのは、
どこに歯垢がたまりやすいのかどこをしっかりと磨くべきなのか、を把握する、ということです。

 「歯ブラシの仕方」というページにも出てきますが、歯垢がたまりやすいポイントは総じて三つ。
 
・歯と歯のあいだ
 
・歯と歯ぐきの境目
 
・奥歯の溝
 このような場所にたまっている歯垢をいかにしっかり磨いていくか。それがだいじです。



歯ブラシについて
1.歯みがきが行いやすいブラシを選びましょう!
2.歯ブラシはマメに交換しましょう!

 きちんとした歯みがきを支えるのは、しっかりとした歯ブラシです。じぶんのお口にあったものを選びましょう。細かいことをいえばキリがありませんが、ひじょうに重要なことを二つだけお話しましょう。

1.歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目が確実に磨けるブラシを選びましょう

    

 上イラストのように、歯と歯のあいだは上から見ると「谷」になっております。この谷間に歯ブラシをしっかり入れ込まないと、きちんとした歯みがきは行えません。したがって、歯と歯の間に入り込みやすい歯ブラシを選ばれるのが賢明かと思われます。
 とすれば、ヘッドが太いほうと細いほうではどちらが歯と歯のあいだの谷間に入り込みやすいか、といえば明らかに細いほうが入り込みやすいでしょう。ていねいな歯ブラシを心がけるならば、
歯ブラシはヘッドが細いものを選ぶのがよい、ということになります。

2.歯ブラシはマメに交換しましょう
       
 
写真:歯ブラシブイセブン(V-7)の断面(左)と、そのキャップの断面(右)

 歯ブラシのヘッドについている毛は使っていくうちにえてして開いていくものです。そして、開くごとにブラッシングの効率はひじょうに悪くなり、いくら時間をかけてもあまり磨けていない、ということになります。
 ひとつの対策としては、ヘッドにキャップのついた歯ブラシを選ぶことです。キャップで毛先の開きを少しでも抑えるのです。
 もちろん、キャップをしてても毛先の開きが治まらないこともあるので、そうなれば歯ブラシは交換する必要があるでしょう。

    



3.おすすめの歯ブラシについて
 これまで、海外の方も何名か来院されましたが、総じて思うのは、日本人は欧米の白色人種に比べてあごが小さいということです。傾向としては、日本人のみならず、韓国・中国の方もあごが小さいのかな、という気がしております。人種的な差がもしかしたらあるのかもしれませんが、はっきりとは分かりません。
 そんな比較的あごの小さな日本人の歯みがきには、歯ブラシはコンパクトなものをお選びいただくのが一番かと思われます。そこで、
PMJ社のブイセブン(V-7)という歯ブラシをおすすめします。
 ブイセブンは、歯と歯のあいだ、歯と歯の境目を磨くために開発されたと聞きます。歴史は浅いのですが、岡山大学の先生方が開発に携わったそうです。私がこの歯ブラシをはじめてみたのは15年前でしたが、これほどコンパクトな歯ブラシは見たことがありませんでした。
 歯垢がたまりやすい部位を磨くために開発されたブイセブン。レギュラー、レギュラーやわらかめ、コンパクトヘッドの3種類ございます。


歯みがきペーストについて

 日常われわれが行っている歯みがきを補助する役割を担っているのが、「歯みがきペースト」だと考えられます。歯みがきのときに、われわれが何気なく歯ブラシのヘッドに載せているペーストには、いくつかの成分が含まれております。
・薬効成分
 1)抗炎症剤:「グリチルリチン酸ジカリウム」など
 2)抗生剤(除菌剤):「塩酸クロルヘキシジン」など
 3)フッ素:「フッ化ナトリウム」など
 4)抗酸化剤:「ビタミンE」など
・研磨剤
 「無水ケイ酸」などの歯の表面をツルツルにする成分が含まれています。
・湿潤剤
 「濃グリセリン」「プロピレングリコール」「ソルビトール」「ラクトフェリン」など
・発泡剤
 「ラウリル酸硫酸ナトリウム」など
・乳化剤
 「ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」など
・粘度調整剤
 「カルボキシメチルセルロース」など
・防腐剤
 「パラベン」など
・甘味剤
 「キシリトール」「サッカリンナトリウム」「グルコース」など
・着香剤
 香料「ダブルミント」「メントール」「緑茶抽出液」など
・溶剤
 「精製水」など
 これら薬効成分につき、それぞれの含有率がどれだけか、をきちんと表示しているペーストはいまのところありません。しかし、ペーストをお選びになる際には重要なポイントがあることを予め知っていただくことがたいせつです。

1.発泡剤成分は少ないほどよい
 発砲成分が多いものは、磨いているうちにだんだんと口の中を泡立てさせます。すると、口の中が泡だらけになり、続けていた歯みがきがつらくなり、途中でやめてしまう、という事態に陥ります。
 これでは10分以上の長時間の歯みがきには耐えられません。そこで、できるだけ発泡剤が多く含まれていない歯みがきペーストを選ぶことがたいせつだと考えられます。

2.研磨剤含有量は低いほうがよい
 歯の表面をみがきあげるのが研磨剤の役割ですが、多く含まれていると、歯が必要以上にこすられてしまい、知覚過敏の状態に陥ることがあります。したがって、研磨成分は低いほうがよいと考えられます。

3.目的に応じて選びましょう
(成分表示をよく見ましょう)
 むし歯や歯周病にかかっている方々は、目的意識をしっかりもって歯みがきを行うことがたいせつです。
 むし歯になりやすい方なら、フッ素入りのペーストを。歯周病が進行しやすい方なら、上述の「クロルヘキシジン」入りのペーストを。もちろん、両方が含まれているペーストもございます。

 市販のペーストで成分含有量などを事細かく記載しているものはございません。そこで歯医者さんで専売しているペーストをお求めいただくことをお薦めいたします。販売しているからにはなんらかのメリットがあるので、そのあたりを把握していただくことが大切です。勿論、当院でも数種類のペーストを販売しております。治療をぬきにして、ペーストや歯ブラシを購入されるのみの来院は歓迎いたします。



治療を受けたあとは歯みがきをていねいに!

 歯の治療のメインは、悪いところを治して、そこに装置を入れる、というところにあります。したがって、つめものやかぶせもの、ブリッジ、義歯、インプラントなどの装置がきちんと入ったら、そこで完治、というふうに考えがちです。

 しかし、いったん治したら、そこで二度と歯医者に来なくていいか、というと、答えはNo! なのです。むし歯・歯周病などの二次疾患の統計をとったことはありませんが、装置を入れたあとで再来院するケースが実は少なくないのです。原因として多いのが、つめものやかぶせもので、装置と歯との境目が二次的にう蝕になるケースです。

 その境目は、長期間使用していると段差・隙間が生じてくることがあります。実は、歯も装置も熱などによってマイクロ単位で伸び縮みを繰り返しており、その伸び縮みの率が組織や材料によって異なります。なかでも天然の歯と金属とではその率が異なり、長年の使用で段差・隙間が生じます。するとその僅かながらの隙間に歯垢が入り込んできて、二次的にう蝕が生じる可能性が高くなる次第です。

 つめもの・かぶせもの・ブリッジのように、歯を利用した装置では境目にこのような二次疾患をまねきやすいので、装置が入りましたら、尚一層ていねいなブラッシングを行いましょう。力をいれすぎず、しかしみがくべき箇所をしっかりとらえましょう。




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